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12月分。

★超おすすめ
●おすすめ

★星屑ニーナ(1) / 福島聡
放浪息子(11) / 志村貴子
●宇宙兄弟(12) / 小山宙哉
ハチワンダイバー(18) / 柴田ヨクサル
午前3時の危険地帯(2) / ねむようこ
日本の兄弟 / 松本大洋
第七女子会彷徨(3) / つばな
●HER / ヤマシタトモコ
秒速5センチメートル(1) / 原作:新海誠 漫画:清家雪子
ポジティブ先生 石黒正数短編集2 / 石黒正数
ちはやふる(7) / 末次由紀
ビューテイフルピープル・ビューティフルワールド / 坂井恵理
ケッチン(5) / きらたかし
あねおと(3) / 元町夏央
水面座高校文化祭(2) / 釣巻和
★乱と灰色の世界(2) / 入江亜季
イエスタデイをうたって(7) / 冬目景
●誰にも言えない / シギサワカヤ
MOONLIGHT MILE(21) / 太田垣康男
君と僕(9) / 堀田きいち

ビッグコミックスピリッツ No.1-3・4
モーニング・ツー No.41
月刊スピリッツ 11年2月号
アオハル 第0号
girls jump 第1号

 12月は年末攻勢で多め。

 今月はなんと言ってももうフェローズ組ですよ。何なんだよ、このクオリティは。「ききみみ図鑑」といい、「乙嫁語り」といい、最近エンターブレインが投げ込んでくる球がボール球だった試しがない。自分からストライクを選んでるという話もあるが。

 「乱と灰色の世界」は入江亜季のおよそ1年振りの新刊なので言わずもがな。2巻は比較的ストーリィが連載向けで、話のヤマというかグッとくる読ませどころが少ないように感じたが、逆にそれで引き立っていたのが各登場人物の魅力。今回の作品は連載として長く続けられることで、登場人物のバックボーンを色々な視点から描けるというところが、今までの入江亜季作品とは違った魅力になってくるのかもしれない。しかし、入江亜季を読むと、どうしても「群青学舎」の4巻が読み返したくなって、読み返すと大好きな2つの台詞にやられて泣きそうになる。「乱と灰色の世界」でもあの感覚が味わえることを期待したい。

 それから「星屑ニーナ」もいい。前作「機動旅団八福神」を途中でリタイアしてしまって、福島聡からしばらく離れてしまっていたが、この作品はすごく好み。表紙を見れば「女子高生効果だろ、、、」とすぐ察しが付くと思うが、実際はそれをきっかけにして作品の世界に入っていくと相当ダメージをくらう。この作品も"人との関わり"と"時間"がキーになっていて、そこが個人的に琴線に触れた。1巻は少しあっさりと時間を進めすぎている感じも受けたが、あえてやっているのかもしれないとも思える。このあっさり感がどう効いてくるか、今後の展開によって変わりそう。余談だが、1巻を読んで何となく「百万回生きたねこ」を思い出した。

 あと言及しておきたいのは「HER」。このマンガがすごい!2011のオンナ編1位ということで購入。タイトル通り"女"をテーマにした短編集だが、各話で登場人物が少しずつ繋がっているというオムニバス作品。読み終わって「めんどくせええええ!」って思ってしまった時点で、この作品の勝ちなんだと思う。マンガとしてどうかと言われると首を傾げざるをえないが、とにかく心理描写がよくできてる。台詞とモノローグの絶妙な配置。無駄なく漏れなく共感を誘い、読者の「めんどくせええええ!」を引き出す。それがこの作品の一番の力だ。とにかく、CASE.6の最後のモノローグにテーマが全て詰まってる。

 その他、「誰にも言えない」は雑誌で読んでいたので目新しさはなかったが、このシギサワールドは何回読んでもとても不快。いい意味で。「宇宙兄弟」はネクタイのくだりにやられた。

 最後に一つ。以前、月刊スピリッツ2010年9月号に読切で掲載された「たべるダケ」が2011年2月号から連載化。読切がすごく鮮烈な印象だったので、あの勢いをどこまで維持してくれるか今後が楽しみ。読切で載った「たべるダケ」が下記のページで読めますので、伊藤くんどうぞ。

http://shincomi.shogakukan.co.jp/happyo/66/bumon4.html

 随分と長くなってしまいました。今年も残り2日とちょっと。年内に総括やる!