Skip to content

AURA -魔竜院光牙最後の闘い-

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫)
田中 ロミオ
小学館
売り上げランキング: 788

 久々にライトノベルを読んだのだが、期待していた以上に面白かったので、何だかとても幸せな気分になった。

 タイトルは直球ラノベなのだが、中身は一般小説のラブコメと比較しても何ら見劣りしない。ラノベが一般小説に比べて質的に低いとかそういう風に聞こえてしまいそうであまり言いたくないのだが、もし万が一そう感じている人がいるならば、考えを改めてもらいたいという意味を込めて敢えてこう書かせてもらう。思うに、この作品は「夜は短し歩けよ乙女」と肩を張る良作ラブコメだと思う。

 典型的なラノベ展開かと騙されるプロローグ、読みやすい文章に支えられ、様々な伏線がテンポ良く回収されていく中間部の展開、タイトルの付け方に唸る後半部。そして、結末のなんと秀逸なこと。ラノベという枠を逆手にとって、何とも新鮮なラブコメに仕上がっている。

 中間部の痛々しさは読んでいて自分も胸がジクジクと痛むような感覚になってしまい、この負の空気をどうやって昇華させるんだ?と不安になっていたのだが、最終的な読後感は中間部のそれとは正反対であった。これぞ、学園ラブコメの真骨頂。

 最後の一文は本当に味わう価値有り。こういう本を読むと、読書熱が高まって良い。

トラックバック

トラックバックがありません

コメント

コメント表示形式 一覧 | スレッド

コメントがありません

コメントの追加

アスタリスクで囲んだマークテキストはボールド (*強調文字*)になり、下線は _下線_ になります。
標準的な感情表現、 :-) や ;-) といったものは画像に変換します。

ロボットからの自動的なコメントスパムを防ぐために、画像の下の入力ボックスに適切な文字列を入力してください。文字列が一致する場合のみ、コメントが送信されるでしょう。ブラウザーが Cookie をサポートし、受け入れることを確認してください。さもなければ、コメントを正確に確認することができません。
CAPTCHA