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H文社筆記試験。

 H文社の筆記試験を受けてきた。重かった。

 なんだかネットを見ていると、例年よりES通過者が多いような気がしたのだが、いざ行ってみると受験者は20人未満だった。随分少ないな、と思っていたら、午後にも同じくらいの人数で筆記試験をやるとのこと。ということは、例年通りES通過は40人弱ということになる。やっぱり、ネットの情報というのは取捨選択しないとムダに振り回されてしまうな、と痛感した。

 試験は最初にIMAGESという適性検査。計算・読解・英語を各10分なのだが、SPI等と少し違い、計算は暗算、推測で答えなくてならない。問題用紙に書き込みは禁止。こういう試験は初めてだ。開始時間より遅れてきた隣の人が東大らしく、もの凄い勢いで解いていてビックリ。やはり頭の作りが違うんだろうか、、、。ああいう時間に追われる系は苦手だ。

 休憩の後、論述試験。これが重かった。課題は3つ。1つ目は、H文社の本を3冊渡され、その中から1冊選んで25字以内でキャッチコピーを付ける。2つ目は、円グラフで「YES70%, NO20%, どちらともいえない10%」という結果だけが示されていて、こういう結果になったアンケートの質問内容とその理由を400字以内で分かりやすく説明する。3つ目は作文で、「H文社に入って編集部員として新しい雑誌を創刊するとしたら、どのような雑誌を企画するか」「10年後の出版業界の姿について」という2つのテーマからどちらかを選択して800字以内で述べる。この3つの課題に与えられた時間は90分。

 正直、終わらないかと思った。課題3は色んな所のESに書いていたことでいいと思って、すぐ思い浮かんだ。しかし、課題2が難題だった。課題1はもし時間がなければ正直何とでも書ける。ペース配分として、課題3を何も考えずに書き切って、残りの時間で課題1の本を読みながら課題2を考えるという作戦に。

 課題3は思った通りのことを書いたが、イマイチの出来だった。しかし、もう書いてしまったものは仕方ない。切り替えて本を読む。渡された本は正統派4コマ系、萌え系、BL系の3つで、それぞれ全くジャンルが異なる。おそらくキャッチコピーを書きやすいのは、表面上のイメージが持ちやすい萌え系・BL系だ。ただし、みんなが同じことを思い付き易いという危険がある。書きにくいのは正統派4コマ系。これは初見ではあまり特徴がないので、読み込まないと的を射た言葉が出にくい。でも書けないことが一番怖い。BL系の漫画がたまたま今市子だったことと、唯一4コマじゃなかったので、被る危険を顧みず、BL系に決め打ち。

 basso(オノナツメの別名義)作品くらいでしか読んだことのないBL系を読みながら、キャッチコピーと課題2のアンケートの質問を考えるが、質問内容とYESが7割になる理由が全く浮かんでこない。これほどアイディアが浮かんで来なかった試験も珍しい。しかし、あまり時間もない。課題3を30分程で終えられたのが不幸中(?)の幸いだった。

 とにかく正解はないのだから、何か考えて自分の論理を使って力業で押し切るしかない。そう思って、「YESが半数より少し多くなる理由」さえ思い付けばいいと思い、質問をひたすら考えた。結果として、40分前くらいに「最近、欲しい本を我慢することがある」という質問を考え、強引な論理で押し切る。今思い返してみると、あれは全く論理的ではなかった。単なるあて付けだ。初めてこういう試験をやったが、いかに自分が普段から論理的な思考が出来ていないか、ということを思い知らされることとなった。

 そんなこんなで課題2を書いている間に、キャッチコピーもほぼ決まり、時間的には余裕ができた。課題2を書き終えた時点で残り20分程。ほぼ決めたキャッチコピーを確認するように作品をじっくり読み、10分を切った辺りでキャッチコピーも書き終える。ペース配分としては完璧だったが、時間に追われて内容が薄っぺらになってしまったことは否めない。

 しかし、こういう試験をやっていつも思うことだが、本当に面白い。普段、こういうことをする機会もないし、仮にやったとしてもそれで自分を評価してもらう機会などほとんどない。面接は嫌いだが、エントリーシートと論作文、クリエイティブ問題はいくらでもやりたいくらいだ。

 もし通過していたら、来週の月曜に面接だそうだ。昨年度の実績によると、ES906→38, 筆記38→18。この時点で半分以下になる。適性検査の方があまり出来が良くなかったので、期待はあまり出来ないが、希望を捨てずに待ってみよう。試験後に編集部の中を見させてもらったら、物凄くワクワクした。よく考えてみたら、出版社の編集部を生で見たのって初めてだ。あの雑多なのに、作品で埋め尽くされている感じが溜まらない。

 後、今日は試験以外に驚いたことが2つ。1つはやたら周りが高学歴だったこと。東大、慶応、横国。肩身が狭い思いでした。もう1つは、課題1で使った本を3冊ともくれたこと。随分と太っ腹。全部で2000円以上しますよ。まぁ本くれるんだったら、交通費くれって感じだけども。

 というわけで、出版社受験はまだまだ続きます。

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