この部屋にいるのも後2ヶ月程となったわけだけれども、いつどのタイミングでどの程度の片付けを始めればいいのか分からない。一つだけ、「このままだと引越しができない」ということだけは何となく分かる。
手を付け始めれば少しずつでも進むかもしれないと思って、部屋全体を見渡してみる。そうすると、クローゼット、テレビの下、ラックの上、本棚など、手を付けようとする所に抜かりなく本が鎮座していることに気付く。連れていく本を100冊程度にまで厳選したいのだが、本を広げ始めたら如何せん日常生活に支障を来たす。
同じ理由で、どこを片付け始めても日常生活に支障が出るわけで、そうなると部屋を出る直前に必死に片付けるしかないのだが、それで終わる量じゃないことも何となく分かる。だから少しずつでも片付けなければいけないのだけれども、手を付け始めると日常生活に支障が出るので、部屋を出る直前に片付けられないので、少しずつ片付けられないので、部屋を出る直前に片付け…
そういう無限ループに陥った末に本を読み始めているのは、試験前に別のことがしたくなるのと同じ心理なんだろうか。何しろ、この無限ループを脱するには、片付けの思考実験をするよりもまず、段ボールを貰ってくることが先だろう、と気付くまでにそう時間は掛からなかった。
しかし、みんなワンルームからどうやって引っ越しているのか。片付けても置く場所がないじゃないか。不思議でしょうがない。