今年も残り4時間を切りましたね。今年こそ年内に2010年漫画総括を、ということで始めます。
集計した結果、今年は合計158冊購入していました。その中で、2010年最も良かった漫画は、
『 幻 覚 ピ カ ソ / 古 屋 兎 丸 』
(
http://www.amazon.co.jp/dp/4088746392)
に決定しました!このマンガがすごい風にランキングすると、
(1)幻覚ピカソ (2)第七女子会彷徨 (3)ききみみ図鑑 (4)乱と灰色の世界 (5)よつばと!
ですかね。実は、12月まで今年の1位は「第七女子会彷徨」でほぼ決まっていたんですが、12月に発売された3巻がちょっと微妙だったので、1位に推すには…と思い、「幻覚ピカソ」を繰り上げました。一応順位は付けていますが、今年はずば抜けた作品がなかったので、1位から5位までほぼ同着という感覚です。
以下、各作品の寸評。
(1)幻覚ピカソ / 古屋兎丸(集英社)
古屋兎丸×ジャンプの化学反応に感動したという点に尽きます。友情×努力×勝利とサブカルの融合。漫画としても申し分なしの描きこみっぷりで読み応えもあるし、ストーリィの進め方もすごく漫画的。各話それぞれがしっかりと解決しているのに加えて、物語全体としての解決に向けての積み重ねにもなっている。とても周到に作り込まれたストーリィだと思います。そして、蓄積された感情が一気に解放される最終話。そのカタルシス。素直に良い漫画でした。
(2)第七女子会彷徨 / つばな(徳間書店)
前にも書きましたが、「違和感」と「胸騒ぎ」がポイントですね。作品の中で描かれているのは奇妙奇天烈な世界ですが、その中にいる主人公が至って平凡な女子高生で、何だかよく分からない世界を普通のものとして受け入れている。その世界観と登場人物のテンションのギャップがものすごく癖になる。読んでいるといや~な胸騒ぎがしますが、それが何とも言えない魅力になっています。12月に発売された3巻はどちらかというと奇妙奇天烈さが前面に出てきてしまって、単に変な漫画という印象でした。それが残念ということで2位にしました。
(3)ききみみ図鑑 / 宮田紘次(エンターブレイン)
まず、タイトルと装丁・表紙が素晴らしい。思わず手に取ってしまう。そして内容も見た目に違わぬクオリティ。特に2話と5話がとても良い。2話は楽器・音楽をやっている人だったら、確実にやられますよね。これくらい楽器へ想いを馳せたい。愛情を持って接したい。後、5話の先生の「内緒よ」っていう台詞がとても好き。あのひとコマで見事に"時間"を表現している。ものすごく雄弁なひとコマ。ひとコマだけの出来で言ったら、今年の一番かもしれません。
(4)乱と灰色の世界 / 入江亜季(エンターブレイン)
今最も注目度の高い漫画家の一人、入江亜季の連載作。入江亜季は今までの作品から短編の名手というイメージが強いですが、この連載作でどれくらい緻密なストーリィを紡いでくれるか楽しみです。とにかく入江亜季の魅力の一つは人間味のあるキャラクター。今回は長期連載ということで登場人物の背景を緻密に作り上げることができると思うので、短編ではどうしても表現し切れない深みを出してくれることを期待したいです。
(5)よつばと! / あずまきよひこ(アスキー・メディアワークス)
今年発売されたのは11巻のみでしたが、11巻の「うそ」の回がとても良かったです。前にも書きましたが、あんな風に子供に何かを伝えることができる親になりたい。叱る時は大人として伝えることはしっかり伝えるし、遊ぶ時は子供と一緒になって全力で遊ぶ。父ちゃんのけじめのつけ方にすごく感動しました。感動したので、よつばと!日めくりカレンダー2011を買いました。
○次点
その他、次点として「星屑ニーナ」「さすらいエマノン」「かわいい悪魔」「宇宙兄弟」「少女ファイト」「友達100人できるかな」あたりも良かったです。各寸評は長くなるので控えます。
○まとめ
今年も変わらず昔から好きな漫画家さんが面白い漫画を描き続けてくれていて嬉しかったです。くわえて、宮田紘次とかつばなとか新しい漫画家さんと出会えたのもとても良かったと思います。
それから、今年はTwitterで知った漫画を買うということが非常に多かったです。(1)(2)はまさにTwitter経由で知りました。作者からリアルタイムに宣伝が来るというのは、Twitterならではだと思います。
そして最後に!何と!今年!ついに!「ONE PIECE」を読みました!(どーん!)親切な同期のおかげでようやく読めました。まだ50巻までですが。不覚にもメリー号で号泣しました。これで王下七武会も海軍本部も四皇もお手のものだ!
来年もよい漫画がたくさん出ますように。
以上!
Comments
引越し
引越し
ヒグラシ。
うぅむ。
ランキング依存とメディアリテラシー。